全体を見渡す視点 ~棚田の鳥瞰(ちょうかん)動画

私がお米づくりプロジェクトでお世話になっている西伊豆松崎町「石部棚田」の鳥瞰(ちょうかん)動画が公開されています。

これを見ると「森と棚田と集落と海」という日本の伝統的な国土利用の真髄が分かります。

日本は言わずと知れた島国、国土の73%が山地が占めていて、日本の川は大陸の川に比すれば「滝」と称されることもあります。

人がその土地に生きていくために一番大切なのが「水」です。世界の文明が大河のほとりで発展して行くのも「水」の利便性があるからです。

日本はそのままでは、山地から急激に海に流れ落ちる「水」を利用することはできません。

だからこそ中山間地に棚田や田んぼを作ることで、「水」を滞留させ、その周辺にコツコツと文明を発展させてきました。

山→田んぼ→集落→海→雨→山→田んぼ、という循環の中で還元されるエネルギー、つまり「お米と山のものと海のもの」を国土から得たからこそ、この島国で日本人は平和に暮らしてこれたのです。

だから「棚田もういいじゃん」とか「お米もういいじゃん」とか言うことは「日本もういいじゃん」と言っていることになるのです(笑)

鳥瞰とは、空間(陰)からの視点です。
いま私たちには全体を見渡す視点が欠けています。

誰もが自分の肉体(陽)からの視点だけになりつつあるこの時代に、ドローンの役目は、天からの視点に気付かさせてくれることなのかもしれません。

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